高次脳機能障害とは?具体的な症状や等級など
交通事故で高次脳機能障害の後遺症を負ってしまった場合、「後遺障害」として等級の認定を受けることができれば、適切な賠償を受けることができます。
高次脳機能障害とは、交通事故で頭部を強打するなどによって脳の一部が損傷し、脳機能に障害が生じることをいいます。
高次脳機能障害では、認知や行動に障害が生じる、性格に変化が起きるなどの症状が表れます。
高次脳機能障害は、見た目からは障害が生じているかどうかがわからないため、気づきにくい障害といわれています。
具体的な症状としては、
①記憶・記銘力障害、集中力障害・遂行機能障害・判断力低下等の認知障害
②感情易変、不機嫌、攻撃性、暴言・暴力・幼稚、羞恥心の低下、多弁(饒舌)、自発性・活動性の低下、病的嫉妬、被害妄想等の人格変化
③①、②症状に加え、痙性片側麻痺、痙性四肢麻痺、起立・歩行の不安定、構語障害
などが挙げられます。
後遺障害等級では、医師による高次脳機能障害の診断と、後遺障害等級認定の申請が必要になります。
等級ごとに請求が見込まれる慰謝料の金額が異なり、高次脳機能障害で認定される等級としては、たとえば、1級1号(要介護)の「神経系統の機能又は精神に著しい障害を残し、常に介護を要するもの」、具体的には、高度の痴呆があるために、生命維持に必要な行動全てについて常に介護を要する状態から、9級10号「神経系統の機能又は精神に障害を残し、服することができる労務が相当な程度に制限されるもの」、具体的には、神経や精神に障害があって就労できる仕事に制限があるなどの状態の場合に認められるものまで、さまざまなものがあります。
弁護士谷次郎(冠木克彦法律事務所)は、北摂、北河内、北浜、南森町、大阪天満宮を中心に、大阪、京都、阪神間の皆さまからのご相談を承っております。
交通事故に関するあらゆる問題に対応しておりますので、お困りの際にはお気軽に当事務所までご相談ください。
豊富な知識と経験から、ご相談者様に最適な解決方法をご提案させていただきます。
当事務所が提供する基礎知識
-
住民監査請求が却下さ...
住民監査請求が却下された場合、住民訴訟を提起し、裁判所で争うことが考えられます(地方自治法242条の2)。本稿 […]
-
インターネット上での...
インターネットの普及により、企業や個人が虚偽の情報や根拠のない噂によって誹謗中傷されるケースが増加しています。 […]
-
委託基準違反とは?~...
産業廃棄物の処理を委託業者に依頼する際は、委託基準違反にならないよう注意しましょう。委託基準とは、排出事業者が […]
-
交通事故の問題を弁護...
交通事故に遭った場合、弁護士に相談すると数多くのメリットがあります。こちらでは、弁護士に相談することによって得 […]
-
行政訴訟を弁護士に依...
行政訴訟を検討する際は弁護士に相談することをおすすめします。行政訴訟を弁護士に依頼するメリットは、複雑で専門性 […]
-
【弁護士が解説】行政...
ニュースや新聞などで「業務改善命令」という言葉を耳にしたり、車を運転される方であれば「運転免許の取消」、また事 […]
よく検索されるキーワード
弁護士紹介
谷 次郎Jiro Tani
個人の法律問題から専門的な事件まで、豊富な経験を活かしてご相談者様のお悩みを親身に伺います。問題が悪化してから来られるよりも、早めのご相談が、時間もコストもかからずに解決するケースがほとんどです。
- 所属団体
- 大阪労働者弁護団
- 経歴
- 2012年 弁護士登録
事務所概要
- 事務所名
- 冠木克彦法律事務所
- 弁護士
- 谷 次郎(たに じろう)
- 所在地
- 〒530-0047 大阪府大阪市北区西天満1丁目9番13号パークビル中之島501号
- 電話番号
- 06-6315-1517
- FAX
- 06-6315-7266
- 営業時間
- 平日9:30~17:30
- 定休日
- 土日祝
- 弁護士費用
- こちらをご確認ください